誰のための特別支援教育か
25日はおにつかるみさんという方を招いて学習会をおこなった。
おにつかさんは小学校教諭で特別支援教育コーディネーターをされている。その傍ら、本も書き、4児の母でもあるというスーパーな人だ。
実は私自身、特別支援教育について学校で議論をするとき、いつも議論がかみ合わないもどかしさを感じていたのだけど、おにつかさんの話を聞いてとてもスッキリしたことがある。
一番困っているのは子ども自身であり、また周りの子どもたちも戸惑っている、そこにきちんと応えられる学校をつくることが特別支援教育の実践なんだということ。
すごく当たり前のことなのだけど、学校(特に中学校)では教職員集団として、生徒指導的な視点でのみ子どもを捉える傾向が強くて、特別支援教育=教師の指導が入らなくて困った子への教育という話になりがちなのが現実だ。(確かに、教師の側も相当困ってるのも事実なんだけど)
とにかくこの視点をどう乗り越えて、本来の視点にしていくかが重要なのだと思う。
おにつかさんは、まず周りの子どもたちが、軽度発達障害を持つ子どもたちのことを理解できるような取り組みを積極的にされている。言葉による指示だけをもとに、色の付いていない真っ白な紙で「つる」などを折って、その難しさを知るなどなど、子ども達にアスペルガーの子の困り感を体験できるような発達学習模擬体験授業を行ったり、日常からの取り組みはもちろん様々な行事の機会にアスペルガーなどの子ども達の視点をアピールする。
見え方、とらえ方、感じ方の違いに気付けば、今までとは違った対応も可能になるのは、教師に限った事ではなく周りの子どもたちにもいえること。
こうした取り組みは困っている子どもへの支援なのだけど、周りの子どもたちの学校生活を豊かにし、幸せにすることにもつながっていた。
ところで、こんなおにつかさんの実践も管理職によって評価が違ってくるらしい。
やはり一番のハードルはそこにあるのか…って感じだが(^^;
良い方向で特別支援教育が整備されることを希望する。
おにつかさんの著書紹介
☆赤いランドセル
文芸社 1000円
☆さとこ先生のホームルーム
新日本出版社 1470円
☆空のにおい
新日本出版社 1470円
おにつかさんのプロフィールはこちらで
「るみのポエム」 http://www.rumi.tv/index.html
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